阿伎留神社祭禮 お彼岸が過ぎしばらくすると、さわやかな秋風と共にどこからともなく金木犀の香りが漂ってきて 古里、五日市(あきる野市)のお祭りを懐かしく思い出します。お祭りの間は学校も半日になり、 運動会の練習だけして帰れることが、お祭り騒ぎが大好きな上に益々拍車がかかって、 娯楽が何もないあの頃は特に待ち遠しい行事でした。 江戸中期から伝わるこの阿伎留神社のお祭りの一番の見どころは六角形の御神輿です。 初代神輿は江戸後期の大火で焼失し二代目は東京都の重要文化財に指定され永久保存となり 現在は三代目です。20年ほど前に作り変える時、浅草の職人に頼んだそうですが六角形の 見本が無く苦労されたそうです。私達が知っている二代目は黒塗りの屋根がもっと下に長く 重量感がより一層あったように思います。この三代目も重さ約600`あるそうですが・・・ 町内それぞれ、子供用の神輿も六角形で皆立派です。最近ではもう一つ中学生用の神輿も 出来、女子も多勢担ぎ手となり、こちらも呼び物の一つになっているようです。 お神酒で身も心も体内も清め、気合の入った若者達が氏子廻りに練り歩くのに同行しました。 カメラ・夫 カメラ・ |
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五入・獅子舞 五日市の入野という部落に古くから伝えられている獅子舞です。 内町内を巡った後、舞いを披露します。雄二匹が雌一匹を捕りあい、やがて 勝敗が決まったのか穏やかに舞って終焉・・・その間お供は4名の女子が 赤い布で顔を覆う花笠をかぶり、竹で作ったササラと云う民族楽器で “サラッ、サラッ”と音を奏で、部落の人が笛の音に併せ厳かに歌い続けます。 その歌は、ただひたすら“山へ〜〜〜、山へ〜〜”と歌っているのだそうです。 楽譜もあるというので驚きです。 偶然二十数年ぶりに再会した後輩がとても詳しく、舞いを見ながら色々 説明して頂いたお陰で、より一層興味深いものになりました。 |
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