牧場の朝
     ただ一面に立ちこめた 牧場の朝の霧の海
      ポプラ並木のうっすりと 黒い底から勇ましく
      鐘がなるなる カンカンと


新緑は谷から頂きへ一気にかけのぼり、秋には紅葉となって頂きからなだれ落ちます
ハリギリ(針桐)の芽

うこぎ科の落葉高木で
25Mほどになりますが、
摘むのは2〜3Mほどの
若木の芽です。来年の為
一枝からひとつの芽を
頂きます。
何といっても天ぷらが一番
たらの芽に似ていますが
味も香りもこちらの方が
濃いように思います。
摘む時は幹から枝まで
全身鋭い刺に覆われて
いるので注意を要します。
からまつの若芽

この地域はほとんど国有林で
からまつの山林の為、新緑と
黄葉が素晴らしい風景をつくり
ます。
からまつは「落葉松」とも書き
秋には金色の葉をはらはらと
散らせます。
コシアブラの芽

うこぎ科の木で10M前後に
なりますが、摘むのは下枝の
先のものをいただきます。
これも天ぷらがお勧めで、
コクがあっておいしいです。
ワラビの宝庫

大菩薩峠とは道を隔てた側の
高原で(延焼防止のため尾根
を刈り込んである)ワラビが
あちこちに出ます。尾根に高低
差があるので、3週間ほどの
間どこかで採れます。
お弁当持参で行くには最高の
場所です。
秋は近くで茸狩りも出来ます。
こんな感じのアップダウンが
2〜3Km続いていて、爽快な
風が吹き抜けます。
フモトスミレ

上の高原のそこここに自生
しています。
5oほどの可憐な花をつけ
葉は斑が入っています。
谷底の渓流

水面に新緑を映し、せせらぎと
鳥のさえずりが響きあって別世界
のようです。
時おり山女の影が水中を走り、
水面を虫へジャンプし、生命が
息づいています。
奔流

心身とも洗われるような思いです。


谷の底より新緑を仰ぐ

緑の小窓から木漏れ日を
全身に浴びまさに
「森林浴」を満喫!!。
丹波川(たばがわ)の渓谷

多摩川の最上流部、高い所は
100M以上の断崖を成しています。
この辺りはイワナの棲息域で、
釣り人にも人気のあるところ。
丹波村から旧塩山市の柳沢峠は
数キロに渡り渓谷美が続いていて
紅葉狩りもお勧めのところ、一度
訪れてみてはいかがでしょう。